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「下町ロケット」の魅力と、そこに見る「仕事観」雑考

遅ればせながら、「下町ロケット」というドラマを年末に初めて観た。

 


日曜劇場『下町ロケット』5分42秒でわかる!ゴースト編 第1話~第5話スペシャルダイジェストを公開!!【TBS】

 【目次】

 

きっかけは吉川晃司

妹から勧められた理由は、

ねえちゃん、吉川晃司がすごくかっこいいから観て!!」

であった。

 

吉川晃司といえば、


吉川晃司「モニカ」

私の中では「モニカが大ヒットした水球選手」という印象のまま現在に至っている。

 

半信半疑で観た「下町ロケット」。

 

吉川さん、なんと、なんと、寡黙で礼節をわきまえ仕事に真摯に取り組む、武士のような部長役を見事に演じておられた。それはもう、「モニカ」の吉川晃司ではなかった。白髪も老化の象徴というより、ひたむきに生きてきた男の証のような輝きをはなっている。

 

「この下町ロケットとは、何??」わたしは全く知らなかった・・・

 

下町ロケット、って何?

 

下町ロケット -ゴースト-/-ヤタガラス- 完全版 Blu-ray BOX

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わたしが観たのは、「ゴースト」編だったらしい。なるほどー。その前からあるんかーと、ストーリーの全貌を理解していく。

 

ロケット開発に全身全霊をかけてきた技術者・佃は爆発事故の責任をとって退社。父が経営していた中小企業「佃製作所」を継ぐ。その「佃製作所」がドラマの舞台である。

夢をいつまでも追い続ける社長と、泣き笑いを繰り返しながら社長についていく社員たちの、個々人の、そして同時に組織の成長プロセスを描いた作品だ。

 阿部演じる主人公、佃は実に魅力的な人物だ。経営者としての自分、技術者としての自分、夢を諦めきれない個人としての自分、不完全で、悩んで葛藤して、それでも最終的には腹をくくって決断をしていく。社員たちが最終的に社長についていくのは、どんな局面でも「うまく立ち回る」のではなく、「責任者として腹をくくる」リーダーである、との信頼が根底にあるからではないか、と考えさせられる。

佃製作所は、これでもかというくらい、取引相手の仕掛けてくる罠や悪意に執拗なまでに襲われる。観ている側には、緊張と怒りと感動感涙がジェットコースターのようなスピードでやってきて、中毒になるような魅力に引き込まれる。罠にはめられても諦めることなく、切り返し大逆転を遂げていくところも大きな見所だと思う。

 

俳優たちの「いい仕事」ぶりに感動

 

個人的に大好きな安田顕さんが素晴らしい演技をしておられホクホクだったが、それよりも圧巻だったのは、イモトさんの演技力。バラエティの時のイモトさんとは全く違う。

 

俳優さんの仕事は演技。素の自分と「全く違う」、役が求める存在になりきることが演技ならば、イモトさんはものすごく質の高い仕事をなさっている、と思う。

 

下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)

 

 

悪役の俳優さんたちも魅力的である。これまた個人的に大好きな(笑)池畑慎之介さんのわかりやすい悪いヤツっぷりや、神田正輝さんの影を孕んだ悪役加減も、普段の姿とのギャップがありすぎて、これまた圧巻だ。

 

俳優という職業を演技という仕事で全うする。それが、役そのものとして生きて視聴者に届く。観る人の心を動かし、そこに生きるヒントや仕事のアイデアや自分の弱さを乗り越える勇気を見出せるような影響力を与える。

 

仕事って、すごい。

 

下町ロケット ヤタガラス

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